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プロテスタントのお葬式

◆プロテスタントの葬儀の意味
プロテスタントは、カトリックのような中心となる教会がなく、各諸教会で考え方が異なります。
日本では戦時合同の結果、各プロテスタント諸教派が共同して日本基督教団が形成されましたが、戦後に一部の教派は離脱して新たな教団を組織しています。日本基督教団では1959年に『口語式文』を制定していますが、1990年に『新しい式文(試案と解説)』が出され、現在は検討段階にあります。式文についての拘束力はなく、それらを参考にした上で各教会において独自に執り行われているのが実情です。
プロテスタントの葬儀で特徴的なことは、遺体との告別が中心に置かれないことでしょう。葬儀の場合は、故人の冥福を祈ったり、子孫の霊魂の安らぎを祈るというような慰霊の場ではないとされます。葬儀は遺体を前にして行う神への礼拝であり、死者のために供養もしません。葬儀と通じ死者を生も死も含めた全ての支配者である神に一切を委ねます。それは、すでに神が人間の罪をキリストの死によって購い、復活して死に打ち勝ち、終わりの日に神の国に入る約束をしてくださっているという恵みに対する信仰があるからです。
そのため葬儀では、キリストの死と復活による恵みの証言が語られ、遺族、参列者に死を超えた希望が示され、慰めが与えられます。死という事実をあいまいにせず、人の死を期に全てが死すべきものとしてキリストの福音に耳を傾け、全てが神のみ手になることを示し、復活の信仰を喚起することに中心が置かれます。
遺族の心情への配慮は重要なこととされ、遺体、遺骨を礼拝の対象とすることは固く退けられますが、「キリストの肢体」であり「聖霊の宮」であった遺体に対しては丁重な扱いが勧められます。
プロテスタント教会は、大体において葬儀の習俗に対しては「異教的なもの」として厳しい態度をとり、「福音的でない」ものは退ける傾向にあります。葬儀の執り行い方においても、「教会主導」を原則としていますので、設営、進行全てにおいて教会との打ち合わせと確認が必要となります。
一般にプロテスタントの葬儀は(カトリックも同様ですが、いくつかの祈りの時と礼拝からなります。葬祭業者が司会を行うことはありません。

◆臨終と通夜
病人が危篤になったら、なるべく早く教会に連絡し、牧師は臨終の床で祈りをし、病人および家族をケアし、病人には死の準備にための勧めをし、家族に配慮します。可能であるなら聖餐式(キリストの体を血を象徴するパンとぶどう酒に与かること。カトリックで言う聖体拝領、ミサのこと)をしてもよいとされます。亡くなった後も、遺体の傍らで遺族や関係者と共に祈りの時をもちます。死の厳粛な事実を確認し、聖書の言葉による支えと神の導きと助けを祈ります。
死後できるだけ早く納棺することを勧められ(棺には生花以外は入れないようにすすめられている)、家族の手によって納棺されますが、このときも祈りの時をもちます。
こうした祈りでは、祈りだけのこともありますし、聖書を読み、祈り、讃美歌が歌われることもあります。
しばしば「主の祈り」が唱えられます。
通夜は「前夜式」といわれることが多いのですが、「前夜の祈り」「通夜の祈り」「棺前祈祷会」「通夜記念式」などと呼ばれることもあります。遺族や関係者が集まった人々の祈りに支えられ、平安に夜を過ごすことができるように祈る時とされます。
聖書、祈り、讃美歌に牧師による小説教(感話、奨励などと言われます)が行われます。参集者が故人の思い出を語ることもあります。その後、茶菓子程度は出されても、料理や酒などの振る舞いはないのが一般的です。

葬儀式
 一般的に「葬式」「葬儀」と称されます。「葬送式」「故○○○○記念礼拝」などと称されることもあります。
故人の属する教会で行われることが基本とされ、会葬者はできるだけ礼拝をして行われる葬式に参列することが求められます。
次に一般的な式次第を示します。

1.奏楽 オルガン演奏の中、会衆者は心を静めて黙祷し心の準備をする。このとき、遺族、柩(場合により遺骨)の入場を行うことがある。この場合は一同が起立して迎える。予め柩(遺骨)を安置しておく場合には、柩の配置は定まっていないので、教会の指示に従う。頭部の正面に向って左になるよう横に置くことが多く、縦に置く場合には(ルーテル教会などでは)起きたとき正面に向うように足を前にし後ろにする。

2.聖書 招きの言葉。聖書の選ばれた箇所が読まれる。

3.讃美歌 選ばれた讃美歌を一同起立して歌う。

4.聖書 説教テキストとなる箇所の聖書が読まれる。

5.祈祷 祈りが捧げられる。

6.讃美歌 故人が愛唱の讃美歌が選ばれて歌われることが多い。

7.説教 「式辞」を呼ばれることもある。牧師が故人の生と死に関して聖書の教えを説く。先立って故人の略歴を紹介することもある。

8.祈祷 牧師による祈りが捧げられる。

9.讃美歌

10.祝祷【しゅくとう】遺族、会衆者一同へ神の祝福があるよう祈る。「終祷」「祝福祈願」などといわれることもある。一同は起立したまま。

11.奏楽【そうがく】祝祷の後、一同起立した状態のまま黙祷し、葬式を終える。このとき遺族、柩(遺骨)が退場するときは、会衆一同立って見送る。

12.告別(式) 弔辞が読まれ、献花は9.の讃美歌の後に読まれることもある。 弔辞は故人に対するものではなく、遺族に対してのものとされ、会衆側を向いてのべられる。献花はおこなわないとすることもあり、また、ルーテル教会のように献香がなされることも可としている教会もある。遺族は教会堂の出口または柩の側で挨拶を受ける。献花に先立ち、あるいは11.の奏楽の後、遺族挨拶が行われることもある。

火葬に際し、また火葬後の拾骨に際しても祈りが捧げられます。墓地への納骨は、多くの場合、遺骨へこだわらないよう早朝に行うよう勧められます。納骨の際にも祈りの時を設けます。

◆記念会
故人を記念してもたれる集まりを「記念会」と言います。故人を記念して祈りの時をもち、多くの場合はそれに引き続いてお茶や会食の席を設けます。記念会をいつ行うかについての定めはなく、死後1週間、1ヶ月、1年、3年、5年など遺族の希望に応じて適宜行います。

 

※参考

日本基督教団

日本福音ルーテル・大森教会

ヴァチカン市国(State of the City of Vatican)

0120-255-297

ファイナルノート

雑誌に紹介されました

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