音楽葬
一般に行われる仏式での読経やキリスト教葬での讃美歌などの代わりに、故人が生前愛していた曲や関係する音楽を生演奏またはテープで会場に流すものです。
これは無宗教葬や社葬、学校葬などさまざまな葬儀形態で用いますが、音楽が中心になっているところが特徴でしょう。音楽葬個人の葬儀に用いられる音楽・生演奏ではエレクトーンやフルートなど、録音ではテープやCDが使用されます。Lin MC Groupはエンディングセレモニーとして生前に故人とお付き合いのあった仲間の皆さんが自ら出演いただく新しい形態の音楽葬もご提案しております。
団体葬になりますと、多人数からなる管弦楽団、合唱団による献歌が行われることも珍しくありません。
使用される音楽では、主にクラシックでは宗教音楽や静かな曲が多く、また歌謡曲・ポピュラーでは故人の生前愛好した曲が流されることが多いようです。
よく使用されるクラシックの曲目としてよは次のうな曲があげられます。
■アルビノーニ作曲「アダージョ」■グリーグ作曲「組曲ペールギュント」よりオーゼの死
■シベリウス作曲4つの伝説曲より「トウオネラの白鳥」■ショパン作曲ピアノソナタ第2番「葬送」第3楽章
■タイス作曲「瞑想曲」■ドボルザーク作曲「新世界」より「家路」■バーバー作曲「弦楽のためのアダージョ」
■バッハ作曲「G線上のアリア」■フォーレ作曲「レクイエム」より神の小羊■ベートーベン作曲ピアノソナタ「悲愴」
■ベートーベン作曲交響曲第3番「英雄」2楽章■モーツァルト作曲「アヴェ・ヴェルム・コルプス」
■モーツァルト作曲「レクイエム」 ■ラベル作曲「亡き王女のためのパバーヌ」
音楽葬の模様〜プロ演奏家による調べ〜
シンセサイザーやフルートでプロの演奏家が生演奏によりクラシックやポピュラーを 奏でます。 (下記にプログラム例があります)
音楽葬の模様〜故人の友人による演奏〜
故人のバンド仲間が集って、 別れの言葉の代わりに 生前愛した曲をはなむけに 贈ります。
音楽葬の模様〜参列者の皆さんで〜
参列者全員で合唱するのも良いでしょう。
気さくな故人を、厳格な音楽ではなく、フォークの調べで
演出いたします。
音楽葬の流れ
開式前
開式前30分より演奏を開始いたします。
<クラシックの場合>G線上のマリア(バッハ)月の光(ドビュッシー)即興曲変ト長調(ショーベルト)
<歌謡曲の場合>少年時代(井上陽水)見上げてごらん夜の星を(坂本九)青葉城恋唄(さとう宗幸)
導師入場〜開始期の辞〜読経
導師入場とともに音楽をストップします。
献奏〜献花
演奏を再開いたします。
<クラシックの場合>別れの曲(ショパン)雨だれ(ショパン)ワルツ ロ短調(ショパン)ノクターン嬰ハ短調(ショパン)月光(ベートーベン)交響曲第8番悲愴(ベートーベン)
<歌謡曲の場合>ブランデーグラス(石原裕次郎)夜のめぐりあい(石原裕次郎)ともしび(八代亜紀)愛の終着駅(八代亜紀)
弔電
バックミュージックとして音量は控えめに演奏いたします。
<クラシックの場合>幻想即興曲(ショパン)
<歌謡曲の場合>愛燦々と(美空ひばり)
弔電
事前の打ち合わせで決定させていただきます。
お別れ
お別れ準備から引き続き演奏し、棺のふたがしめられるまでの演奏です。この場面からシンセサイザーとフルートの演奏になります。故人の好んだ曲を中心に演奏いたします。
<クラシックの場合>今日でお別れ(菅原洋一)
<歌謡曲の場合>川の流れのように(美空ひばり)
遺族代表挨拶
事前の打ち合わせで決定させていただきます。
出棺
司会の言葉をきっかけに、演奏を始めます。場合によっては、フルートのみの演奏でお送りいたします。
<クラシックの場合>プレリュード ホ短調(ショパン)
<歌謡曲の場合>わが人生に悔いはなし(石原裕次郎)